「疲労」は、「発熱」や「痛み」と同じく“ 3大生体アラーム ”の一つであるのに、なんとなく疲れやすいとかなかなか疲れがとれないなんて軽視されがちです。でも侮ると大変です!
実は「疲労」は、“ 細胞から脳への機縁信号 ” ではないでしょうか!?そしてそのまま放っておくと万病のモトになって大変です!
活性酸素をやっつける抗酸化物質
「疲労」を感じるメカニズムを探っていくと、疲労の原因の一つに「活性酸素」が深くかかわっていることが分かってきたようです。活性酸素は本来、体を守るためのものですが、大量発生すると体に害を及ぼします。
「活性」という字のように体を「活性」してはくれなくなるのです。活性酸素は疲労だけでなく、生活習慣病やガンなどの病気の原因になったり、老化を早める原因にもなる厄介な悪者です。
そこで、活性酸素を抑える「抗酸化物質」に着目して、活性酸素をやっつける方法について考えてみました。
疲労には肉体的なものと精神的なものがありますが、肉体疲労も精神疲労も実は体内では同じ現象が起きているのです。前者では肉体が、後者では脳神経細胞が、酸化ストレス状態になっているのです。
そこで抗酸化物質によって活性酸素を除去すると疲労が回復するわけです。
その抗酸化物質とは…
ビタミンC・ビタミンE・カロテノイド、ポリフェノールなどのフィトケミカル。。。
例えばリコピンはトマトの赤、カロテンはニンジンのオレンジ色、アントシアニンはブルーベリーの青色のもとです。
そして今脚光を浴びているのが、「イミダゾールジペプチド」です。
「イミダゾールジペプチド」…?聞き慣れない言葉ですが、これって一体何でしょう?
「イミダゾールジペプチド」は活性酸素を除去する効果がある抗酸化物質です。
それには、下記の効果があります。
- 疲労を予防する力
- 疲労回復力を高める力
ではその「イミダゾールジペプチド」って、どんなものに含まれているのでしょうか?
渡り鳥を祖先に持つガチョウの骨格筋の中に含まれています。中でも羽を動かす胸肉の部分が最も濃度が高いといわれています。渡り鳥が2週間以上も休むことなく飛び続けられる理由がここにあるのですネ!
渡り鳥のパワーの源の謎が解けた気がします。
これは大きく羽を動かす鶏の胸肉にも含まれているそうです。そう言えば筋トレをしているボディビルダーの主食は鶏のむね肉。脂肪分が少なく高タンパク質、渡り鳥と同じ効果を期待しているのでしょうね。
そこで、鶏むね肉を使った簡単で美味しく元気の出るレシピをご紹介しましょう。
簡単で子供が喜ぶスィートオレンジチキン(果物をもっとレシピに!)
コメントを残す